過活動膀胱って?膀胱が働きすぎて、排尿に問題が!

過活動膀胱とはなんでしょう?名前からすると、膀胱の活動が度を過ぎてしまうもの、といったところでしょうか。実は、それで正しいのです。膀胱の活動が普通よりも激しくなってしまうことを、過活動膀胱といいます。

膀胱は排尿に関わるところです。過活動膀胱に陥ると、まだ排尿するほどの尿の量ではないのに、尿意を催したりしてしまいます。これが頻尿に繋がるのです。今回は頻尿を招くこの過活動膀胱について、解説していきます。

過活動膀胱って?膀胱が過敏になり、活動が増える

膀胱の過度な活動

では詳しく見ていきます。まず、過活動膀胱とは何なのか、改めて詳しくお話しします。

過活動膀胱とは、排尿に大きく関わる膀胱が過敏になってしまうものです。OverActiveBladder、OABとも呼ばれます。

近年患者の数が増えてきた疾患です。加齢と共に尿のトラブルは増えるものですが、若い人でも陥ることは少なくありません。

過活動膀胱になるとどうなる?頻尿に繋がる

排尿トラブル

では、この過活動膀胱に陥るとどうなるのでしょうか?簡単に言ってしまえば、頻尿になってしまいます。1日の排尿回数が増え、トイレが近くなる。尿意が突然襲ってきて、我慢できずに漏らしてしまうこともあります。

これは、膀胱の過度な活動によって、排尿にシステムが崩れてしまうことが原因です。尿を溜めて、適したところで尿意を感じさせて、筋肉を収縮し排尿させるというシステムですが、十分な尿が溜まっていないまま、膀胱が尿を出させようとするのです。

過活動膀胱の原因は?まず神経が関わるか否か

神経の問題

次に、この過活動膀胱の原因についてです。これは大別するとこうなります。

  • 神経における問題が関わっている場合
  • 神経ではない体の問題が関わっている場合
  • 原因がはっきりと特定できない場合

このうち、神経における問題というのは、体のどこかに起きた異常によって、正常な神経への伝達ができなくなってしまうというものです。脳出血や脳梗塞、脊椎の障害などが、その原因の可能性があります。これは時に命に関わる病気です。

神経ではない体の問題

そして、神経ではない体の問題が原因であることもあります。何らかの原因によって、膀胱が過敏になってしまっているということです。

男性では、前立腺肥大などが候補に挙がります。これは前立腺が大きくなってしまうことで、その近くにある尿道が圧迫されてしまうというものです。これによって尿道に尿を通すことが困難になり、膀胱は余分な力が必要になります。結果として膀胱に影響が出て、反応が敏感になってしまうというわけです。

女性では、骨盤底筋のゆるみがあります。骨盤底筋は膀胱の他に子宮なども支えています。これが、女性の妊娠や出産などによって緩んでしまうことがあるのです。支えられていた膀胱がその影響を受け、結果排尿に影響が出てしまいます。

原因は分からないことはないの?時には特定できない

特定できないこともある

ただし、過活動膀胱の原因はこれだけに限りません。時に、その原因は明らかにできないことがあります。

過活動膀胱はその人の様々な要因が、複雑に絡み合って起きています。加齢や身体の異常など、色々な要素の中から原因を特定するのは至難の業です。時には分からないこともあると分かっておくこともまた必要です。

過活動膀胱の治療は?薬が主

薬物治療が主

では、この過活動膀胱の治療はどのように行われるのかも紹介しておきます。病院で過活動膀胱であると診断されると、まず薬を用いた薬物療法がとられることが多いです。

受診するとまず1日の排尿回数や、突然の尿意の有無などを問診によって把握します。時にはエコー検査などで膀胱を調べることもあります。そうして頻尿や過活動膀胱を判断していくのです。

薬物治療では、抗コリン薬などの薬が用いられます。そうして膀胱の筋肉の余分な収縮を抑えるのです。

併せてトレーニングも

また、薬物治療と併せて、行動療法なども行われます。患者に排尿をコントロールするようなトレーニングをしてもらったり、薬を用いずに過活動膀胱にアプローチします。これは病院の医師の指示によって行われますが、中には頻尿に悩む人が家庭でも行えるようなものもあります。

自身の1日の排尿回数を把握し、改善していったり、尿意を催しても少し我慢してみたりなどがその例です。また、骨盤底筋のトレーニングによって、緩んだそこを直して膀胱の支えを強くするなどもあります。

まとめ

不安なら受診を

いかがでしたか?頻尿を引き起こす過活動膀胱について、知っていただけたでしょうか?

頻尿は人々にとってある程度身近なものですが、過活動膀胱と言われると少し身構えてしまいます。こうして知識を得ておくことが、これから年をとっていく中でも落ち着いて対処することに繋がっていきます。

最後に、もしも自分は今過活動膀胱かもしれない。あるいは頻尿かもしれないと思ったりしたら、まあ大丈夫だろうと自己判断せず、病院に行ってください。時に頻尿は、上でも紹介したとおり重大な病気に繋がっていることがあります。

不安に感じたら、まず受診して確認することをおすすめします。

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