何回もトイレに行くのは病気?頻尿です病気が隠れている時もある!
トイレに行った後なのにすぐにまた行きたくなる、このような状況で普段の生活に支障がでて困っている人が今想像以上に多くいます。
外出先や、何か用事をしている時にこのような状況になると本当に困ってしまいます。そして、行きたくなってトイレに行っても量はあまり出ないのです。
「なんだ、たいした量じゃないじゃないこれなら急いで来なくても良かったのかも」と思うほどです。これは、頻尿の可能性があります。今回は、頻尿について調べました。
頻尿って何の事?回数がキーポイントになります!
「おしっこが近い」とはよく聞く言葉ですが、回数が多い時を頻尿と言います。尿の量は、多い時も多くない時もあります。朝から夜寝るまでの間で、8回以上ある時を頻尿といいます。
ただし回数は人によって色々ありますので、8回以上であっても少なくてもご本人が負担になっているような時には1度病院で相談された方がよいでしょう。
また、夜寝ている時にオシッコのために何度も起きる事が毎日続くという事もあります。これは、年のせいと諦めている方も多くいます。
症状とはどんなもの?
何回もトイレに行きたくなります。症状として見られるものを下記に挙げてみましたので、もし症状が確認出来るようでしたら、1度病院へ行かれた方がよいでしょう。
- 毎日トイレに行った後に、すぐに行きたくなる
- 毎日トイレに何回も行きたくなるのに、出る量は多くない
- 毎日夜中にトイレの為に起きる
どうして頻尿になるの?病気が起している時もある!
原因は色々ありますが、病気が原因できているものと精神的な事からきているもの、それに加えて加齢により来ている時もあります。これは、自分ではなかなか判断がつけにくいものになります。
原因がはっきりと分かるような、水分の取りすぎから生じているのでない時には原因をはっきりとさせる為にも治療の為にも早めに病院へ行かれる事をお勧めします。
神経性によるものとは?
精神的なストレスが原因となってトイレに行きたくなります。前にオシッコの事で我慢した事や、嫌な経験があると繰り返すのではないかと不安を感じて起こります。
疾患からくるものとは?
疾患も色々あります。過活動膀胱、前立腺肥大症や尿路感染による炎症、腫瘍などもあります。また、脳卒中やパーキンソン病で膀胱のコントロールが出来ない時もあります。治療中の薬の影響から生じる時もあります。
加齢からくるものとは?
病気も関係なく、加齢からくる身体の機能の老化によっても頻尿になりやすいです。これは、加齢により抗利尿ホルモンの分泌が低下する事で生じます。
毎日続く事がない時は?慌てずに様子を見ましょう!
何回もトイレに行きたくなる事が毎日ではない、という時には少し様子をみてもよいでしょう。もちろん、注意をしなければいけない事もあります。
おしっこをする時に、痛みを感じる事がある時。おしっこに血が混ざっている、等の時には炎症の心配もありますのですぐに病院へ行きましょう。そのような症状も何も無く、毎日続く事も無いようでしたら少し様子を見てから病院へ行かれると良いでしょう。
ほんの少し注意して!
何回もおしっこに行く方の中には、最近時期を問わずに症状が出る「脱水」を防ぐ為水分を取りすぎている人やカフェインを多く取っている方もいます。少し摂取量を確認して見るとよいでしょう。
日々の生活に支障がある時は?迷わず病院へ行く事!
特別に水分を多く取っているわけでもないのに、毎日何回もトイレに行かなければ行けない頻尿が続くような時には迷わず早めに病院へ行きましょう。
このような状態では、仕事をしている人もしていない人もしなければいけない事がオシッコの事が気になり集中出来ない状態になりますので色々なところに支障が生じてしまいます。
状況の報告をする事!
病院へ行った時には、恥ずかしがらずに状況を伝える必要があります。その為に、排尿日誌をつけて持って受診されると良いでしょう。
これは、「日本排尿機能学会排尿日誌」で検索すると下の方に「排尿日誌作成委員会」とありその中にPDFがありますので利用できます。
病院での検査はどんな事をするの?まずは尿検査!
病院で受診をして問診の後は検査をします。まずは、尿検査です。尿には腎臓で濾過した不要な物が混ざっていますのでその成分を調べる事で病気の見つける手掛りになります。
そして、超音波検査をします。これは、体内の臓器などに高い超音波を機器を使いあてて跳ね返ってくる超音波をコンピューターで解析して映像化して臓器の状態を調べます。医師の判断により、この他にも残尿測定やPSA検査も行なわれます。
尿検査で分かる事とは?
採取した尿を色々と検査をして、頻尿の原因になっている病気を見つける事が出来た時には治療に進みます。可能性のある病気を下記に挙げました。
- 急性または慢性の膀胱炎
- 過活動膀胱
- 前立腺炎
- 尿道癌
- 急性腎障害
超音波検査で分かる事とは?
安全で、多くの診断に役立つ検査ですが肺や胃、腸の画像は見えにくい時もあります。また、肥満の人の時にも綺麗な画像が見れない時もあります。泌尿器科での病気を下記に挙げました。
- 尿管結石
- 膀胱結石
- 膀胱がん
- 前立線肥大症、前立腺癌
- 頻尿症
まとめ
今回は、何回もトイレに行きたくなるという頻尿について症状と原因について調べました。そして病院での検査についても調べました。
何回もトイレに通う事になっても、他に何も症状がないと「年齢的に仕方がないかも」と諦めている方も多いのですがその様な事はなく病院での処方での対応で良くなります。
また、他の病気がある事もありますので億劫がらずに恥ずかしがらずに1日も早く病院へ行きましょう。気持ちよく毎日を過ごせる為にも、早めの対応をしましょう。