つらくなる前に予防しよう!男性が頻尿になる6つの原因と予防法

尿の回数が多くなり、時には尿意切迫感(突然切迫した尿意を感じること)や残尿感などのつらい症状を伴う状態を頻尿と呼びます。

頻尿は女性に多いというイメージはないでしょうか?男性よりも女性の方が尿道が短いため、排尿の機能に異常が出やすいのですが、頻尿の罹患数に実は男女差はあまりありません

頻尿を併発する病はいくつかありますが、その中には男性特有の病気もあります。つまり、頻尿は男性にとって他人事の病気ではないのです。今回は、男性の頻尿の原因となる6つの事象と、その予防法を紹介します。

頻尿はなぜ起こるのか?仕組みと要因

まずは、頻尿が起こる仕組みと要因について学びましょう。

排尿にかかわる器官の異常

排尿機能は、様々な器官のはたらきによって保たれています。中でも特に、尿をためておく役割を持つ膀胱壁の筋肉や、尿道を締めたり緩めたりする尿道括約筋が何らかの原因で正しく機能しないときに、頻尿の症状が発生します。

外的な要因も関与

頻尿の原因は必ずしも排尿器官の異常だけではありません。ストレスなどの精神的な要因、気候の影響、生活習慣などの外的な要因も時に頻尿を引き起こすことがあります。

意外に身近?男性に起こりやすい頻尿の原因

頻尿が起こる原因では一つではなく、様々に存在することがわかりました。女性は尿道の短さゆえに頻尿になりやすいということは先に述べたとおりですが、では、頻尿の原因のうち男性に特に生じやすいものはあるのでしょうか?

男性が頻尿になる6つの原因

結論から言うと、頻尿の原因となる病気や事象のうち、男性に生じやすいものは複数存在します。今回はその中から、特に注意すべき6つの原因を紹介します。

    <男性に起こりやすい頻尿の原因6つ>

  • 前立腺肥大症
  • 尿管結石
  • 体の冷え
  • 飲料の多量摂取
  • 生活習慣病
  • 慢性的ストレス

特に多いのが、一番に挙げた「前立腺肥大症」です。次章では、前立腺肥大症について詳しく説明します。

男性の頻尿の原因ワースト1!前立腺肥大症とは?

男性の頻尿の原因として特に多いのが前立腺肥大症で、50代以降の男性に多い病気です。

前立腺肥大症は、尿道付近にある前立腺という生殖器が加齢によって肥大化する病気です。肥大化した前立腺が尿道を圧迫することで、頻尿の症状を発症します。また、前立腺肥大症の手術の際に尿道括約筋が傷付いてしまったことが頻尿の原因になることもあります。

前立腺肥大症による頻尿の症状

前立腺肥大症では、尿が出にくくなり且つ少量しか排泄されないという症状が多く見られます。初めの頃は尿の出にくさを感じるだけで残尿感はありませんが、症状が悪化してくると残尿感を覚え始めます。悪化が進むと、排尿する量よりも膀胱に残る尿の量の方が多くなり、腎臓障害も併発することがあります。

前立腺肥大症の治療法

比較的軽症の段階であれば、前立腺肥大症は薬物療法で治療することができます。ただし、悪化した場合には内視鏡手術が必要になることがあります。他には、温熱療法やレーザー療法による治療を行うこともあります。

仕事も私生活も妨げる!頻尿で起こる日常の問題

頻尿を発症すると、生活の様々な場面に支障が出ます。ひどいときであれば、1時間の間に数回トイレに行かざるを得ない状態になることもあります。そうなれば仕事はもちろん、休日に出かけることもままなりません。どこに行ってもトイレの場所を気にしておかねばならず、また映画など長時間同じ場所に留まらなければならない場所に行くことが難しくなります。

そんなつらい頻尿ですから、発症してしまう前に予防することが最善策です。どんな予防策があるのでしょうか?

原因別にチェック!男性の頻尿の予防策

男性に生じやすい6つの頻尿の原因について、原因別に予防策を学んでいきましょう。

前立腺肥大症の予防

前立腺肥大症に最も効果的な予防策は、正しい生活習慣を身につけることです。特に、肥満にならないことは重要です。肥満度が上がるほど、前立腺肥大症の発症リスクは高まります。

また、生活習慣病の一種である糖尿病が前立腺肥大症を誘発することもあります。若い頃から生活習慣を正しておくことが、高齢になったときに前立腺肥大症の発症を防ぐことに繋がります。

尿管結石の予防

尿管結石は、尿中のカルシウムなどの成分が石質化して詰まってしまう病気です。結石が尿管に詰まると、脳が排尿のタイミングだと勘違いして排尿を促すため、頻尿になってしまいます。

小さな結石であれば、排尿時に尿によって押し出されます。そのため尿管結石の予防には、水分を十分にとり尿量を増やすことが効果的です。尿管結石のなりやすさには体質が関係しています。以前になったことがある人は再度なりやすいため、水分不足にならないよう心がけましょう。

生活環境と習慣に気配り

体の冷えや飲料の多量摂取といった生活環境や習慣に基づく原因は、その環境や習慣を意識的に改善していくことでしか防げません。

男性は女性よりも「冷えから体を守る」という意識を持っていないことが多いのですが、冷えすぎないこと、または冷えてしまったらきちんと温めることは頻尿予防において重要です。

また、コーヒーなど利尿作用のある飲料を大量に飲む、つい必要以上に水分を摂ってしまうなど、自分の水分の摂り方に問題がないかも気にかけておくとよいでしょう。

生活習慣病予防=頻尿予防

頻尿を併発する生活習慣病は数多く存在します。バランスのとれた食生活を送る、適度な運動を定期的に行う、しっかり睡眠をとるなど、生活習慣病予防に効果的な行動がすなわち頻尿予防だといっても過言ではありません

また、慢性的なストレスを予防することも、必要な生活習慣の一つです。心理的要因が頻尿を招くケースは少なくありません。うまく息抜きしたり、不満や負担をコントロールする心がけが必要です。

未来の自分を労わる!頻尿の原因と予防のおさらい

毎日忙しい人の多い男性だからこそ、未来の自分のために、今の自分の行動や習慣を正しく保つことが頻尿予防にとって効果的です。

今回挙げた6つの原因(前立腺肥大症、尿管結石、体の冷え、飲料の多量摂取、生活習慣病、慢性的ストレス)はいずれも、正しい生活習慣を心がけること、あるいは自分の習慣を改善することが予防策であることに気付いてもらえたでしょうか。

頻尿に限らずあらゆる病気から自分を守るためにすべきことが、頻尿の予防にもなります。「明日から」と言わず今日から、つらい頻尿を発症しないために生活習慣を改善していきましょう。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ