知っていますか?頻尿を予防するための7つのポイント

私たちは、一日数回、尿意を感じたらトイレに行き、自然な流れで排尿を済ませます。そんな当たり前のことが当たり前ではなくなったとしたら、私たちの生活はどうなってしまうでしょうか。

頻尿は、尿意を頻繁に感じてトイレに行っても十分に排尿されないことが続いたり、常に膀胱の圧迫感や残尿の不快感につきまとわれたりなど、これまで当たり前にできていた排尿が当たり前ではなくなってしまう病気です。

頻尿は、きちんと対策を行えば予防できます。今回は、頻尿を予防するための7つのポイントを紹介します。

実はこんなに重大!頻尿になると起こる問題

頻尿について、「いつもよりトイレの回数が増えるだけで、大した問題ではないのでは?」と思う人も多いのではないでしょうか。

頻尿になると、症状がひどい時には10~20分に1回尿意をもよおすこともあります。また冒頭で述べたように、膀胱の圧迫感や不快な残尿感といった、身体的苦痛を伴うケースも少なくありません。

身体的な問題以外にも、「トイレの回数が増えるだけ」で、私たちの日常生活にはたくさんの問題が起こるのです。

日常生活さえ不便に

頻尿は、私たちの日常生活からたくさんの「当たり前」を奪います。一例を挙げてみましょう。

    <頻尿で起こる日常の問題>

  • 1時間に数回尿意をもよおすため、近くにトイレがない場所には出かけられなくなった。
  • 何度も席を立つことが憚られ、映画館やコンサートには行けなくなった。
  • 家事の途中に何度もトイレに行くため、やるべきことが進まずストレスになる。
  • 30分に1回尿意をもよおす状態で仕事がままならず、上司や同僚の目も気になってつらい。

数時間に1回で済んでいた排尿の頻度が上がるだけで、仕事、家庭、娯楽など様々な場面で普通の生活ができなくなってしまうのです。

頻尿の不安が人間関係に与える影響

頻尿は人間関係にも影響を及ぼします。常にトイレが不安で親戚や友人の家にも行きづらくなり、頻尿が原因で周囲の人と疎遠になってしまった罹患者も多くいます。また、突然尿意が生じる不安から、パートナーや配偶者との関係や性生活に問題が生じることもあります。

精神的な問題点

これまでできて当たり前だった機能が正常ではなくなってしまうことによって、自尊心が傷付き自信を失ってしまったり、ストレスがたまって他人につらく当たってしまったりなど、精神面に生じる問題も深刻です。

頻尿が長く続くと、常に心の負担を抱えながら生活を送ることになってしまいます。

頻尿はなぜ起こる?よくある5つの原因

頻尿を予防するためには、その原因を知っておくことが大切です。多くの場合、頻尿は以下の5つの事象が原因で発症します。

    <頻尿が起こる5つの原因>

  • 体の冷え
  • 多飲・利尿作用のある飲料の摂取過多
  • 細菌感染
  • 病気
  • 加齢

では、これらの事象はどう防いでいけばいいのでしょうか。

小さな積み重ねが最大の予防!頻尿を防ぐ生活習慣

頻尿の原因は、日々の生活習慣の積み重ねで防いでいくと効果的です。どんな点に気を付ければいいのでしょうか。詳しくみていきましょう。

血行促進で体の冷えを防ぐ

夏は効きすぎの冷房、冬は厳しい寒さ…私たちの体は、一年を通して冷えのリスクに脅かされています。

体が冷えてしまったときは、適切な入浴(適温・適度な時間)をすることで血行の促進を促しましょう。また、冷房を適温に保つ、寒い場所に行くときには厚着をするなど、「そもそも体を冷やさない」ための対策も大切です。

水分量が排尿回数を左右する

水分を摂取しすぎる多飲や、利尿作用のある飲料の摂取過多が頻尿に繋がるケースは少なくありません。日頃、つい必要以上に水分を摂りすぎてしまう人や、利尿作用のあるカフェイン飲料や酒類を好んで飲む人は注意が必要です。摂取した水分の種類や量を記録し、自分の水分摂取の傾向をつかむと効果的です。

排尿で防ぐ細菌感染

膀胱が細菌に感染して発症する細菌性膀胱炎は、頻尿の原因の一つです。排便時に大腸菌が尿路に入ってしまったり、性行為で膣付近の細菌が尿道に付着してしまうことなどが原因で起こります。

通常、尿道に付着した細菌は排尿によって洗い流されますが、尿量が減ってしまうと十分に洗浄されずに残ってしまいます。尿量を減らさないためには、水分を十分にとることが大切です。また、トイレの洗浄機の水圧を強くしすぎないこと(水圧が強いと肛門付近の大腸菌が尿道に飛んでしまう)、性行為の後は排尿することなどを意識しておけば、感染を防ぐことができます。

「体のため」は「自分のため」

頻尿の症状が生じる病気は多数ありますが、その多くは悪い生活習慣の蓄積によって罹患する「生活習慣病」です。また、加齢に伴って生じる頻尿も、長年の生活習慣がその原因を作っていることがあります。

生活習慣の改善は、あらゆる病の予防策になります。「体のためにいいこと」が、結局は「自分を守ってくれること」になります。悪い生活習慣を見直すことで、多くの頻尿の原因を遠ざけることができるのです。

食事でも頻尿に?頻尿を招く2つの食習慣

食習慣が頻尿の原因になることもあります。頻尿予防のためには、以下の2点に留意した食生活を送ると効果的です。

偏食・塩分過多・油物志向はNG

頻尿の原因に最も多い「過活動膀胱」は、高血圧、動脈硬化、脳血管障害などの生活習慣病に多く見られます。栄養バランスの偏った食事、塩分の多い食事、油物の多い食事をとっていると、これらの疾病にかかるリスクが高まってしまいます。

刺激物は頻尿の原因

香辛料や唐辛子などの刺激物を多く使った食事を多く摂取する人は、頻尿になりやすくなります。激辛料理など刺激的な食べ物を好む人も多いですが、たまに楽しむ範囲に留めておく方がよいでしょう。

ストレスで頻尿になるって本当?その原因は

頻尿の中には心因性のものもあり、特に慢性的なストレスは頻尿を引き起こす原因の一つです。

尿道の開け閉めを行う尿道括約筋は、ストレスの蓄積によって収縮してしまうことがあります。尿道括約筋が収縮するとたまっている尿が排泄されるため、排尿回数が増えてしまうことに繋がります。

ストレスをためないことが、頻尿の予防策にもなるのです。

今日から実践!頻尿の予防策7つをおさらい

今回紹介した、頻尿の予防に大切な7つのポイントを振り返ってみましょう。

    <7つの頻尿予防策>

  • 血行促進で冷えを防ぐ
  • 多飲を控える
  • 膀胱の細菌感染を防止する
  • 生活習慣の改善に取り組む
  • 食事の栄養バランスに気を付ける
  • 刺激物の摂取を控える
  • ストレスをためない

排尿は、体内の不要物を対外に排出するという、人間が生きていくために決して欠かせない役割を担う機能です。今一度、排尿機能の重要性と頻尿がもたらす様々なリスクを心に留め、頻尿を予防することの大切さについて考えてもらえれば幸いです。

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